【昭和】消えゆくビデオデッキとさまよえる「サザエさん」一家

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昭和がまた一つ記憶遺産になった

2016年秋にNHK朝7時のニュースで、VHSビデオの終了のことを放送していました。
日本国内で唯一最後までビデオデッキの生産をつづけていた船井電機が、2016年7月をもって生産中止と発表しました。
ビデオテープはそれより2年前に実質、生産終了になっています。
船井電機が生産終了したことで、ビデオテープもビデオデッキも新しい製品は、日本から姿を消すことになりました。

若い世代の皆さんにはなじみが薄いかも知れませんが、一昔までは一般家庭の映像記録といえば、VHSビデオテープしかありませんでした。

ビデオテープとデッキのおかげで暮らしが少しよくなった時代

昭和の時代には、DVDデスクのような小型で薄型の記録媒体は、一般家庭用にはまだ開発されていませんでした。

これからは、今自宅で静かに眠っているビデオデッキの電源スイッチをいれて、大切に使いつづけるか、中古品を求めるしかありません。

しかし中古のビデオデッキを使ったとしても、それがいつまで持ってくれるか、不安をかかえながらの使用となります。

街のダビング屋さん 繁盛中

そんな背景があるのか、いま駅中にあるビデオ屋さんや、街のカメラ屋さんのVHSビデオテープからDVDやBDなどの劣化しにくい媒体にダビングする仕事が急増しているそうです。

大切な家族の記録や、思い出の録画はいつまでも残しておきたいので、ビデオテープが劣化してしまわないうちに、DVDなどにダビングしておくのが最善の方法のようです。

最盛期の頃は番組録画したビデオテープを棚にズラリと並べて

録画したビデオテープの本数が増えていくことに悦に入ったり、ほんの少し、知的満足感を味わったものでした。

録画はするものの、なかなか再生して見ることはありませんでしたが。

棚に並べつづけるだけで、ある日、気がついて取り出してみると、磁気テープ面にびっしりと白カビが発生していたりして。

いま手持ちのデッキを大切に使ったり中古デッキを入手するのも一つの方法ですが、大切な過去の映像記録をビデオテープで保存しておくより、DVDやBDなどにダビングし直した方が断然安全です。

是非検討してみてください。

「サザエさん」一家はどこへ行く 視聴率低下の心配

2014年2月の月間平均視聴率は21%を超えていた。ところが15年には15%を割り込むようになり、16年度に入ると13%に届かなくなった。しかも今年5月22日の放送が7.7%、7月3日9.9%、8月14日8.2%と、一桁に留まる回が出始めていたのである

ネット上では、「時代錯誤?『サザエさん』離れが止まらない・・・視聴率1桁も!」「視聴率絶不調・・・ついに始まった“日本国民のサザエさん離れ”」など、多くの記事が出るようになっている。こうした記事の主な主張は、“3世代同居の大家族”が「時代錯誤」とか「心理的な共感を得られない」からだとなっている。

日曜の夕食は一家でちゃぶ台をかこみ「サザエさん」を見ながら

毎週日曜日の午後6時半からはじまる「サザエさん」を家族皆で見るのが、昭和の平均的な日本人のささやかな幸福感でした。

そのちゃぶ台も、今は死語に近く、一般家庭で見かけることは少なくなりました。

今も「サザエさん」を思い出しては見ています。以前のようにテレビ画面を見つめながらではなく、何か他のことをしながら、サザエさんたちの声を聞いているという程度に。

「サザエさん」一家はいつまでも長寿であって欲しい

おフネさんとサザエさんの嫁(フネの娘)と姑が並んで台所に立ち、大家族が丸いちゃぶ台を囲んで夕飯を食べる様子は、昭和時代に育った人間にとっては、ふるさとの実家に帰ったような安らぎを、今でも覚えます。

健康的で明るいストーリーは子供からお年寄りまで安心して見ることが出来る希有な番組です。

そんな「サザエさん」の視聴率が、最近急落しているとのことです。

今年5月22日の放送が7.7%、7月3日9.9%、8月14日8.2%と、一桁に留まる回が出始めていたのである。 ネット上では、「時代錯誤?『サザエさん』離れが止まらない・・・視聴率1桁も!」「視聴率絶不調・・・ついに始まった“日本国民のサザエさん離れ”」など、多くの記事が出るようになっている。

昭和時代の家族団らんの手段はほとんどテレビ主導

平成も30年近くになってくると、家庭ではパソコンやスマホなどのソーシャルメディアが主流となって、家族というつながりをひきはなしてしまいました。

家族がテーマの「サザエさん」は個人がテーマのソーシャルメディアには対応しきれなくなってきたようです。

グラフで2016年4月から8月が急落しているのは、4月に熊本地震。

8月にリオ五輪が開催されたことも影響しているようです。

昭和は遠くなりにけり

やがて平成時代が終わろうとしている今、昭和の庶民の心強い味方であったビデオテープやビデオ再生機の終焉。そして「サザエさん」までが衰退の道を歩いていることに、一抹の寂しさを覚えます。