日南海岸の堀切峠は夜になると山の稜線上に天の川

堀切峠
堀切峠

堀切峠

堀切峠

Canon EOS 6D (20mm, f/2.8, 20 sec, ISO6400)

七曲りの坂道を登りきると、視界が一気にひらけた。
目の前にさえぎるものは何もなく、紺ぺきの海原がどこまでもひろがっている。
はるかな水平線の向こう側は、異界に落ちこんでいくように、かすかにカーブしながら下にむかっていた。

空気のすんだ日中ならそんなイメージの堀切峠は、夜にはただ静寂な闇のなかにたたずんでいます。

日南海岸といえば、北の高千穂と並んで宮崎を代表する観光地です。宮崎市から南下して、日南海岸の入り口に当たるのが堀切峠です。

青島の町中を通り過ぎると、山麓のカーブの多い坂道が連続しています。

およそ2キロちかくの山麓の坂道をのぼっていくと、突現視界がパッとひらけます。

初めてここを訪れる人は、思わず「おっ」と、感動の声を上げます。

まさに堀切峠です。目の前には何もさえぎるものがなく、あおい海原が水平線までつづいています。

眼下を見下ろすと、鬼の洗濯板と呼ばれる波状岩に、白波が打ち寄せています。

側道になったいまも堀切峠の感動は変わらず

堀切峠

10年前までは宮崎-日南方面を結ぶ主要道路でしたが、今は山側にトンネルが抜けて、堀切峠を通過していく車はめっきり少なくなりました。

カメラマンにとっては、撮影に集中できてありがたいことですが。

海岸線にむかってなだらかに下っていく稜線の上に、夜明け前の天の川がくっきりと立ち昇っていました。
道路標識や海原の先には漁火が点々とありました。

周囲に明かりはない状態です。ISO感度 6400、絞り2.8、シャッター速度20秒で星々と天の川が浮びあがりました。

EF20ミリレンズは、マニュアルでも案外、ピント合わせはスムーズにできます。一度、無限遠までいって、そこから数ミリ前後微調整すれば、ピントが合います。

背面画面をライブビューに切りかえて、ピントの合い具合を確認しますが、実際には背面画面でも、星々が針の孔ほどの小ささで、うすぼんやり見える程度です。

あとは場数をふんで感をつかむしかありません。試し撮りの画像を確認しながら、ピントと露出の微調整をしていきます。

絞りはそのレンズの最少絞りF2.8~に固定しておいたほうが楽です。暗闇での操作はできるだけ切りつめて、単純化することです。

駐車場も整備

およそ20台程度の駐車場が整備されています。ここにトイレはありませんが、車で1分も南下すれば道の駅フェニックスがあります。

思い出の新婚旅行のメッカ、堀切峠と日南海岸

道の駅フェニックスの展望テラスも撮影ポイント

堀切峠

堀切峠に通じる道路は、いまは旧道になってしまいましたが、車で1分も南下すれば道の駅があります。

道の駅には海岸につきだす形で、展望テラスが二か所設けられています。

一般の観光客の皆さんには、ここがおすすめの撮影ポイントです。
眼下に鬼の洗濯板(波状岩)にうちよせる白波。南に目をうつせば、小島が点景として浮びあがっています。

星景撮影をする上での難点は、夜もずっと照明が灯っていることです。

日中であればバスでのアクセスも便利

宮崎交通バスセンター

バスでのアクセスは宮崎駅発-日南行きがあります。

堀切峠にもバス停があります。

道の駅にもバス停があります。