木崎浜海岸の夜は4月から10月にかけてアカウミガメの産卵|ふ化の季節

砂浜の堆積物に悩まされるアカウミガメ

夜の波打ち際に姿を現したアカウミガメは一瞬、周囲を警戒するようにゆっくりと首を左右に振っています。

一旦決心すると目の前にガラクタがあっても気にすることなくグングン前進をはじめます。

アカウミガメは砂浜一面に散らばっているガラクタを踏み鳴らしながら暗い砂浜の奥に向かって進みます。

Canon EOS 5D (73mm, f/8, 1/60 sec, ISO100)

木崎浜は一度海上が荒れると大量の漂流物が流れ着きます。

アカウミガメの産卵時期の4月下旬から8月。子ガメがふ化する8月から10月は台風シーズンでもあります。

海は荒れることが多く砂浜には木材をはじめ様々の漂流物が長い間堆積し続けます。

アカウミガメは木崎浜のそんな環境の中で産卵しふかして海に帰っていきます。

Canon EOS 50D (200mm, f/5.6, 1/20 sec, ISO100)

アカウミガメの産卵は1シーズンに何度もあるようです。20日前後の間隔で。

日中、沖合から陸上を観察していて、産卵に適したタイミングをねらっているのかも。

ただ一筋に

Canon EOS 50D (22mm, f/5.6, 1/20 sec, ISO100)

産卵がせまるとあまり周囲を選ばず穴を掘りはじめます。

およそ30分程度の時間をかけて自分の身体がすっぽり収まるぐらいの大きさです。

それから1時間前後のあいだ、産卵管からピンポン球大の卵を自分の掘った穴の中に産み落とします。

真円で色は純白のハンカチ様です。

産み落とす瞬間はジェリー状の液と一緒に落下します。

一回の産卵で80個前後といわれています。

産卵が終わると自分の掘った穴の埋め戻しを30分程度かけてきれいにしています。

Canon EOS 50D (140mm, f/5.6, 1/10 sec, ISO100)

夜明け前に上陸したアカウミガメが産卵を終えて波打ち際に引き返す頃にはすっかり明るくなっています。

これだけしっかりした足あとが残るので夜でもアカウミガメの上陸の確認はしやすいです。

ただし、最近の木崎浜に上陸して産卵するアカウミガメの個数は激減しています。

どうしてでしょうね。

Canon EOS 50D (22mm, f/5.6, 1/125 sec, ISO100)

Canon EOS 50D (22mm, f/5.6, 1 sec, ISO100)

そばにしょうがいぶつがあっても気にならないようです。

Canon EOS 5D (80mm, f/5.6, 1/30 sec, ISO200)

海岸道路の直下、防波堤の脇で産卵するアカウミガメ。

Canon EOS 5D (24mm, f/5.6, 1/4 sec, ISO200)

産卵を終えて波打ち際に引き返す頃にはすでに夜は明けていました。

Canon EOS 5D (32mm, f/6.7, 1/200 sec, ISO100)

がれきのジュウタンも何のその。

子孫を残すために前進するのみ。



アカウミガメの涙

Canon EOS 5D (58mm, f/4, 1/10 sec, ISO100)

アカウミガメは産卵の時に目から涙を流すといわれています。見ていると確かに液状の筋が垂れ下がってきます。

人間が流すような涙なのかどうか。

ずっと海中にいてから陸上に上がって来るので気圧の差の現象なのかも。

でも産みの苦しみで落涙と表現すれば人間の心にはひびくかも。

Canon EOS 5D (105mm, f/8, 1/60 sec, ISO100)

木崎浜海岸の朝昼夜 Kisakihama

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