高齢者ドライバーが運転免許証返納で14万4千円

わき水
わき水

高齢者ドライバーが運転免許証返納すれば14万4千円

全国で高齢ドライバーによる事故が多発していることを受け、宮崎県西米良村は昨年、車を運転しないことを決めて免許証の更新を見送った同村村所の黒木光子さん(89)に、タクシー券14万4千円を贈った。

村民課によると、県内には同様の事業を実施している自治体もあるが、10万円以上を一度に贈る取り組みは珍しいという 。

お得感で納得

65歳以上の高齢者が運転免許を自主返納した場合、
村に申告すれば14万4千円のタクシー券を支給するとしたもの。
支給は一回限りですが、月に2回、スーパー、診療所のある村の中心部までの往復にタクシーを利用した場合、約1年分になるとのこ とです。

また同村では、75歳以上で毎年・タクシー利用券を支給する制度も始めているとのことですから、ほかの自治体でも限界集落とばかり嘆いていないで、高齢者の住みやすい集落をいつまでも存続させてもらいたいものです。

日常生活のゆとりを味わう

黒木さんは「運転をやめてからは外出の機会が減って刺激がなくなり、物忘れがひどくなりました。
使い切れないぐらいの額のタクシー券をもらえたので、診療所や温泉に行くのに使わせていただきます」と話していました。

これほど高額のタクシー利用券をもらえば、運転免許証返納の実感もわくことでしょう。

高齢者の半数が運転免許保持者

西米良村の人口は約1200人です。
10月31日現在の65歳以上の高齢者は509人。

その中の半数近の252人が運転免許取得者だそうです。
西米良村は 九州山脈の東壁にかこまれた山深い集落です。

自家用車がなければ買い物も、病院通いも不便です。

そんな中で村は高齢者運転免許自主返納支援事業として、今年度一般会計当初予算に72万円(5人分)を計上していた。

高齢者に寄り添った実のある施策

黒木村長によれば「交通の便のよくない地域ではどうしても車がいる」
「運転免許を手放したあと、最初はタクシーで不自由なく外出できるようにしてショックを和らげ、2年目からはほかの支援策で暮らしを支えていきたい」

ほかの自治体の支援策をみていると、バスの割引券や温泉割引券など、子供にあめ玉をやるようなところが多いなか、西米良村の支援策は運転免許証を返納した高齢者の気持にそった現実的な支援策です。

高齢ドライバーの事故は20代より少ない 意外と知らないデータの真実

死亡事故を減らすために、増え続ける高齢ドライバー(75歳以上)、とくに認知症に気づかないまま運転してしまう人への対策は有効だと考えられます。

一方で高齢者にとって、自動車の運転が自立した生活の生命線であったり、「誇り」の象徴だったりするケースも少なくありません。

いま高齢ドライバーが起こす死亡事故が急増していることが強調され、免許返納や認知機能検査などの重要性が指摘されています。

確かにデータからも、件数としては少ないですが、80歳以上で死亡事故を起こす危険性が高いことが示されています。

自動運転システム車

今後、高齢者の運転者の手助けをしてくれる主役として期待されて いるのが、自動運転システムを搭載した車です。

高齢者の判断力の低下や、誤操作を未然に察知して、事故防止に役立つことが期待されています。

実用化されれば、高齢ドライバーの福音になると期待されています。

すでに最終段階の自動運転システムの開発

先進7ヶ国(G7)の交通相会議で車の自動運転技術の早期実用化に向けての国際的な安全基準作りが採択されました。

2020東京オリンピック・パラリンピックを重要な一里塚と 置き、安全運転支援技術の高度化と次世代交通システムの早期実用化及び普及促進を図る。総合科学技術会議

日本での実用化を、東京オリンピック・パラリンピック開催の2020年度としているようです。

国際的なルール作りが急務

それまでにはまだいくつかの高度な技術的な問題をクリアーしなければなりません。

人工知能システムで、自動運転中にシステムの異常が発生したとき、速やかに人間側に運転が切りかえられるか。

人工知能システムへのサイバー攻撃を遮断する方法をどのように構築できるかなど、日本だけでは不可能な対策を、国際的なルール作りとして取り組まなければなりません。

高齢者や交通インフラ未整備にも朗報?

自動運転自動車が実用化されるようになれば、高齢ドライバーも恩恵を受けられるのではないでしょうか。

高齢者移動の活性化、渋滞緩和に貢献する運転支援技術及び次世代交通システムを実用化する。

交通事故死者削減効果が高く渋滞緩和、高齢者移動支援に有効 な次世代 交通システムを実用化し普及促進する。総合科学技術会議

自動運転自動車が実際の運用に問題がないということになれば、高齢者は自動運転車に限るという法律ができるかも知れません。

自動車購入費用の何割かは公費負担にするとか。

キット型システム

便利取り外し型のキット型システムができて、今乗っている自動車にも簡単な部品取り付けだけで転用できる、そんな夢世界が実現する日も、もう間近かもしれません。

しかし、いくら自動運転システムが進歩しても、最終的な判断は、その車の運転席にいる運転者です。

最後の責任は運転者

事故が起きたときの責任も最終的には運転者が追うことになるでしょう。

人工知能システムはあくまでも運転者の負担を軽減してくれるものであることも忘れてはならないことだと思います。

こんな記事も書いています。
高齢者は自分の命も削りながら運転している 今を生きるために

広告

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする