加江田渓谷に恐竜がいた!

加江田ザウルス
加江田ザウルス

古代加江田渓谷は海岸沿いの草原だった

今から一億年前後の加江田渓谷辺りは,今よりももっと温暖な気候でした。

湿地帯と砂浜が交差する海辺の地帯がどこまでも続いていました。

周囲に目立つような山稜はなく、だだっ広い平地のいたるところに、ヤシや
巨大なシダ類が繁殖しています。

加江田ザウルス

加江田ザウルス

そんな自然を我が物顔に闊歩していたのが、加江田ザウルスなどの草食系恐竜でした。

もともと加江田ザウルスは牛馬程度の大きさでしたが、温暖な気候と天敵がいないことで
数百万年も経つうちに、現在見るような巨大な恐竜に成長していきました。

同じ恐竜でも、ティラノサウルス恐竜やギガノトサウルスのように前足が
後ろ足に比べて短いということもなく、四股をしっかりと踏ん張ることができました。

加江田ザウルス

加江田ザウルス

加江田渓谷は加江田ザウルスの桃源郷

食料は海岸沿いに広がる広大な草原を食料源にしていました。

肉食恐竜のように、獲物を追って俊敏に動きまわり必要が少なかったので、
四股を踏ん張り、のんびりと草原の植物を食べていました。

1トンを超す加江田ザウルスの足あとの痕跡が、加江田渓谷沿いの断崖に
残っていたいう明治時代の記録があります。

いまはその場所がどこなのかはっきりしません。

おぼろげながら加江田ザウルスの足あとの痕跡らしさを
イメージする断崖があります。

加江田ザウルス

加江田ザウルス

隕石の衝突で地球は変形した

白亜紀後半に、巨大隕石が地球に衝突しました。

その衝撃で、それまで陸続きであった日本列島が、大陸から
断裂して、今の日本列島の原型を形づくりました。

加江田ザウルス

加江田ザウルス

だだっ広かった当時の宮崎平野辺りは、激しい地殻変動を
引きおこして、今まで遠浅の海辺を一気に押しあげました。

前景にクンパチ山脈を造り、その背後に加江田渓谷を含めた
双石山系を形づくりました。

加江田ザウルス

加江田ザウルス

双石山の岩壁には、海底の貝殻層が見うけられます。

日南海岸で広く見られる波状岩、通称、鬼の洗濯板とよばれる
砂岩ブロックも見ることができます。

加江田ザウルス

Canon EOS 6D (20mm, f/2.8, 15 sec, ISO1600)

氷河期に絶えきれず加江田ザウルスは絶滅した

やがて、地球全体が隕石の衝突で発生した雲で、おおわれました。

何百年間も,太陽は雲におおわれ続けました。

温暖だった地球は氷河期に入り、高温地帯だった加江田渓谷辺りも
次第に寒冷の気候に変わっていきました。

シダやあし原の草原には、一年中、霜が降りたり、雪が降り続きました。

もうその頃には、どこを見わたしても、あの巨大な加江田ザウルスの姿はありませんでした。

夜、加江田ザウルスにカメラを向けながら対座していると、途方もない遠い昔の
想像がひろがります。

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