日機装製・航空機のカスケード

着陸態勢の旅客機787
着陸態勢の旅客機787

宮崎の製造拠点集約

宮崎日日新聞(2019年6月11日)報道によれば、産業用特殊ポンプや航空機部品の生産拠点を宮崎日機装に集約。

日機装の新工場が宮崎に

ある日、日機装の社長ご夫婦が宮崎を訪れました。

甲斐 敏彦社長は宮崎出身。

久しぶりに高校の同級生達と、ニシタチの居酒屋で酒を酌み交わしました。

酒が入ると話しは、何時しか日機装の話題に。

「宮崎にいい工業団地があるぞ」

「高速道路も、空港も近くで便利だ」

世界の航空機の「カスケード」の大半を日機装が製造しているとのこと。

宮崎の地から、夢は世界の空に広がっていきます。

航空機の軽量化、燃費の向上、耐久性の向上に貢献する新工場が宮崎に

2016年11月25日の宮崎日日新聞に

高岡に 航空機部品工場との見出しのビッグニュースがありました。
地元採用400人とのことですから宮崎県にしてみれば近年まれにみる
大型企業進出になります。
それは東証一部上場の精密機械メーカー 日機装です。
宮崎市と2016年11月29日に調印。年明け工場建設 着工。
投資総額は 今後5年間に170億円。
従業員数500名のうち400名を地元採用予定。
と、なっています。

2017年内にも一部操業の見込みとか。

同社の生産拠点としては国内最大級だそうです。

炭素繊維強化プラスティックでできた「カスケード」は航空機の着陸時に機体後方に 噴射しているジェット気流を逆方向に吹き出すように誘導して機体を減速させる部品。

それまで アルミやマグネシウム合金でつくられていた民間航空機のスラストリバーサー用カスケードを1983年に世界ではじめてCFRP化に成功し、航空機の軽量化、燃費の向上、耐久性の向上に貢献しています。

いまでは、世界中のほとんどの民間航空機に日機装のカスケードが装着され、安全な着陸とともに、環境への負荷軽減にも寄与しています。
日機装ホームページより >

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世界の航空機の救世主

日機装のすごさについて2008年09月30日の東洋経済オンラインに次のようなの記事があります。

日機装は人工腎臓や精密ポンプで広く知られる会社が、ジェットエンジンの逆噴射装置用カスケードでほとんどの航空機の世界シェアを握っているということです。

日機装は世界で初めて、カスケードを炭素繊維複合材で作ることに成功した。ボーイングのB737、B777、エアバスのA320、A380のカスケードもすべて日機装製。

蓄積の最たるものが、製造ノウハウだ。小さいながら、格子状のカスケードは複雑な形をしている。「むしろ主翼や尾翼のほうが形は単純。カスケードのように複雑な形状では、作り手のノウハウが物を言う」。

プリプレグ(シート状の炭素繊維複合材)を手で型に張り付け、オートクレーブ(高温高圧の硬化釜)で焼き、1枚1枚、羽の角度を変えないようにそっと型を抜く。「いわゆる“特採”(仕様から外れているが直して使う)はゼロ。ボーイングの評価は100%に近い」。

そんな世界の最先端技術を製造する工場が宮崎市に進出するのは誇らしいことです。
高校・大学の新卒者の県外流出阻止にも役立ちそうです。

宮崎は陸の孤島だった

なぜ宮崎が選定されたか。
日機装の甲斐社長は宮崎市出身とのこと。
何よりも進出の要因となったのは、高岡の宮崎ハイテク工業団地には将来的に工場増設が見込めるだけの土地があること。
宮崎市の中心部から西へ約12kmの高台に位置し、低炭素関連機器や医療機器などの先端製造業の集積を目指す宮崎市の中核的工業団地として、宮崎市土地開発公社が開発を進めてきしました。

高台であるために、自然災害にも強い環境であることも工場進出には欠かせない条件だったと思われます。

環境関連産業や先端技術産業の集積を目指す大規模工業団地

近代化した交通アクセス

東九州道。宮崎空港。宮崎港など交通アクセスの充実宮崎大学や都城工業高専などの新卒者の多くが県外に就職していることなど地元企業への人材確保がしやすいと判断したことがあげられているようです。

生活環境も充実

高岡には 春には桜の名所、天ヶ城公園があります。
ほかにも梅の月知梅。去川のイチョウなど散策には事かきません。
工場団地東には大淀川が悠々とながれています。

またソフトバンクホークスのキャンプ地である生目の森公園も至近です。
大型ショッピングセンターイオンモールや大型電気店も車移動で15分~20分前後の移動圏内です。

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