宮崎の神社とお寺 田野天建神社

宮崎の神社とお寺 田野天建神社

昔、百済国王の船が日向の油津に漂着された。 王は我が住処は何処にしたものかと見回した時遥か北の方の山に五色の雲が舞い下った。 王は彼処が我が住地だとつぶやいて小姓一人を従えてわけ入った。 峻しき路に疲れて、小姓は魂が抜けたようになった。王は谷川の水を掬んで彼の口にそそいだ 小姓は忽ちその水で生気をとりもどした。かくてこの坂は後に小姓坂と呼ばれた。 それからなお進んで一宿した処を後に宿野(しくの)といった。それから深山に分け入り彼の五色の雲の下の岩屋にしばらく体を息めた。