死後離婚で留意すべき婚姻関係や自分のお墓のこと 揺れる嫁心

花

死後離婚の前に一度立ち止まって考えよう

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Canon EOS 7D Mark II (189mm, f/6.3, 1/100 sec, ISO100)

世の妻の中には「死後離婚」の願望を持つ嫁もいるようです。

「死後離婚」とは、一体どういうものなのか、揺れる嫁心を調べてみました。

夫と同じ墓に入りたくないに加えて、夫が亡くなったあとまで、夫の親兄弟の扶養義務を負いたくないと考える嫁心。

生前の夫との関係は悪くなくても、夫の実家との間に、すきま風があったりすると、夫の義両親やご先祖様と一緒のお墓には入りたくない、というのも嫁心ということでしょうね。

また妻が夫と同じ墓に入りたくないと考えていることも、「死後離婚」の引き金になっているのかも‥‥。

決断は遅くても大丈夫

生前、夫にはさんざん苦労をさせられたから「死んでまで、一緒にいたくないから」と、考える嫁。

ここいらで一度「自由になりたいから」と、考える嫁。

夫の姓のままだと「死んでまで夫の面倒を見ているような気がするので」と、考える嫁。

「気が休まらなさそう」と、あせる嫁。

今は、女性の働く場も増えて、自立して暮らしていける環境も、それなりにあるのが、こうした考えを後押ししているように考えられます。

『姻族関係終了届』は至って簡単

具体的に「死後離婚」をするには『姻族関係終了届』の提出が必要

必要書類
・姻族関係終了届
・戸籍謄本
・印鑑

提出するのは本籍地、またはお住まいの市区町村の役所です。

届け出を提出したその日から夫の親兄達との関係を解消することができます。

相手方の同意は必要ありません。

これにより、姻族の扶養義務がなくなります。

案外簡単に、縁切りは成立するものですね。

姻族関係終了届

法律上、結婚すると配偶者の父母や兄弟などの間に、姻族と呼ばれる関係ができます。

この姻族というのは、配偶者の血族のことです。たとえ、血のつながりがなくても結婚によって、いわゆる親戚となるわけです。

姻族の関係は、離婚すると自動的に消滅し、なんの手続きも必要ありません。しかし、配偶者が亡くなったときは、姻族関係はそのまま継続されます。

もし配偶者の死後、配偶者の血族との縁を切りたい場合は、「姻族関係終了届」を提出します。

姻族関係を終わりにするかどうかは、本人の意思で自由に決めることができ、配偶者の血族の了解は不要です。

姻族関係の終了で気になること

遺産相続したものの返却義務はありません。

遺族年金もこれまで通り受給できる。

『姻族関係終了届』を提出しても戸籍は夫の戸籍にそのまま残ります。

「復氏届」

「死後離婚」を実行するのであれば夫の戸籍からもぬけたいでしょう。

その場合には、「復氏届」を市区町村の役所に提出します。

そうすることで旧姓に戻ることができます。

ただし、それは「復氏届」を提出した本人だけで子供には適用されません。

子供の「復氏届」には家庭裁判所にも

子供も自分の戸籍に編入したいのであれば、家庭裁判所に子の氏の変更許可申立書を提出して許可をもらい、入籍届をするという手続きが必要になってきます。

子供がある程度成長していれば、よく話し合う必要があります。

昨日までは同じ屋根の下の家族、今日からは赤の他人

もし、姑達と同居していて姻族関係が終了したからといって、同居人を追い出す強制力はありません。

自分だけが自由の身になって、他人を顧みない姿勢には、どこかに人の道としての罪悪感があるのも事実だと思われます。

とくにいままで同居だったり、同じ集落に住んでいながら、いきなり他人ですとなった場合様々な怨念が交差するはずです。

それをどう乗り越えるかも、考えておく必要がありそうです。

現実問題の直視も必要

自分の墓をどうするか。

姻族関係が終了したので、自分の実家のお墓に入る。

この場合には、実家のお墓の祭祀承継者の承諾が必要になる。

具体的には、長男やその家族が当たると思います。
長男は了解しても、お嫁さんが‥‥。

残された家族への配慮も大切

それならばと、海への散骨などと、夢見がちですが、通常の葬儀費用より出費がかさむか恐れが十分にあります。

迷惑のかかるのは残された家族です。

そんなことがないように、夫が死んですぐに、「死後離婚」を考える前に、その後の自分の人生の損得を勘案しながら、すすめても遅くはないと思います。

小津安二郎監督「東京物」

尾道に暮らす周吉とその妻のとみが東京に出掛ける。東京に暮らす子供たちの家を久方振りに訪ねるのだ。しかし、長男の幸一も長女の志げも毎日仕事が忙しくて両親をかまってやれない。寂しい思いをする2人を慰めたのが、戦死した次男の妻の紀子だった。‥‥紀子が東京に帰る前に、周吉は上京した際の紀子の優しさに感謝を表す。妻の形見だといって時計を渡すと紀子は号泣する。ウィキペディア 最終更新 2016年7月16日

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